アリゾナ出張・旅行放浪記

アリゾナで論文を発表してきました。

そして全米で最も美しい町といわれるセドナを旅行してきました。

会長の出張&旅行放浪記です。

 

アリゾナで論文を発表してきました。

鷺宮将棋サロンの例会でリクエストを頂いたこともあり、ブログでも紹介させて頂きます。

昨年、国際学会向けの論文を投稿したところ、際どいながらも接戦を制し採択されました。

上海での発表は残念ながらコロナでオンラインでの発表になってしまったのですが、その後、加筆したバージョンを米国アリゾナ州にて発表することになり5月に出張の機会を得ることができました。

 

アリゾナ、遠いです。

アリゾナは日本からは直行便では行けません。

一般的なルートとしては、羽田または成田からロサンゼルス空港に行き乗り換えてアリゾナ州フェニックス・スカイハーバー国際空港に行くことになります。

チケットの手配が遅れてしまったということもあり、乗り継ぎ悪く15時間もかかる長旅となりました。

とはいえ、ロサンゼルスでの乗り換え時間は、見学もまた楽しでポジティブな私です。

ロサンゼルスまでの飛行機はJALです。

今回は一人で行って帰って来ねばならず、コロナで入国、出国手続きが煩雑ということもあり、安心感のあるJALを選びました。

やっぱ、日本人なのでギリギリまで日本のJALが安心です。

久しぶりに乗ったJAL、機内食はおつまみにもなりそうな洋食を選びました。

うーん、美味しい。

私はスピリッツの水割りが好きなのですが、ちゃんと氷入りで、ブルーの高級スピリッツ出てきました。

飲み放題です。

論文執筆大変だったのですが、論文発表でアメリカに行く高揚感に加え、飛行機の中で美味しい機内食と一緒に飲むスピリッツ。。この世の極楽です。

こんな幸せあっていいものでしょうか。。

 

機内で銀河鉄道999の映画を見ている内にロサンゼルス空港に到着です。

ロサンゼルス空港では、お腹が空いたのでSUBWAY風のサンドイッチを頼むことにしました。

外観的には、日本感覚で高めの見ても800円位のサンドイッチです。

値段をみたらなんと15$もするではないですか。

1ドル 136円とすると、15ドルは2,040円です。

高っ。。

アメリカのインフレ。。本当にすごいですね。

そして日本円安くなったものです。

シリコンバレーのサンノゼに住む後輩が外食は勿体なくて食べれない、自炊している、と聞いていましたが分かった気がしました。

中野の居酒屋のランチなら、1000円あれば美味しいトロマグロ丼定食が食べれます。

時間も待たされます。

そう考えると日本の売店やレストランは、早い、安い、旨いであり、サービス素晴らしいと気づかされました。

異国に来ると日本の良さに気づくことができます。

 

会社の先輩に空港でピックアップして頂いてホテルに到着しました。

全く知らない土地、銃社会でのアメリカの初めての地での夜の移動は怖いです。

こちらも幸運にも昔仲が良かった会社の先輩がアリゾナに住んでおり迎えに来て頂きました。

先輩からは、サソリに刺されないように注意すること、チップの払い方の稽古をまずは付けて頂きます。

レストランでのチップ20%は驚愕でありました。

 

ホテルは、Resort & Spaでゴージャスでした。

ホテル内にプールが多数あり、セレブの女性達が昼から泳いでいます。

彼女らは夕暮れには部屋からアリゾナの岩山を見ながら寝そべっております。

私は、、というと部屋で必死に説明を丸暗記及びプレゼンの練習です。。(涙)

しかし手は抜きません。

なぜならば、たった一言の神のアドバイスを頂きにここまで来たのですから。

たった一言のアドバイスが人生を変えることを私は身をもって知っているためです。

 

ホテルの部屋は広くてエアコンの温度も0.5度刻みで設定でき、ベッドも寝心地よく、なんちゃってセレブ感を味わえました。

しかし、トイレは温水便座でないので日本人の私は違和感ありです。

また、シャワーの位置が高いので座って体をゆっくり洗えません。

ホテルが高級すぎて自動販売機がないのも困りました。

 

久しぶりの海外出張ということもあり、スリッパをもっていくのを忘れました。

こちらも会社の後輩がささっと調達してくれて問題解決です。

おみやげ作戦効きました。(笑)

海外出張に行く場合、おみやげ大切です。

現地の人には本当にお世話になりますからね。

ちなみに今回、後輩にもっていたおみやげは、炊飯器であります。

希望を聞いたら日本の最新型の炊飯器が欲しいとのことで、無茶ぶりされました。(笑)

しかし、鷺宮将棋サロンの会長たるもの、不可能を可能にする必要があります。

なんとか、3合の炊飯器をスーツケースに押し込み持っていきました。

後輩に聞いたところ、日本の炊飯器、すごく優秀でいいとのことです。

 

論文発表は無事終わり、心配していた質問対応もうまくできました。

論文発表後は、アメリカの会社の方々にご褒美でステーキを奢って頂きました。

 

後輩にアメリカでの生活の様子を聞きました。

彼はサンノゼで生活しています。

彼がいうには、アメリカは

 ・日本より遥かにビジネスのチャンスがある。

 ・休暇も日本に比べて自由に取れ、個人の裁量が広い。

この点は非常に良く、幸福を感じる点だそうです。

しかしながら悪い点は

 ・なんといっても銃社会。

  常に緊張感を持たされて生活する感じ、怖さがあり、別次元での幸福度が下がる

とのことでした。

 

最終日は、旅行に行ってきました。

本当はグランドキャニオンに行きたかったのですが、時間が足りずです。

そこで全米で最も美しい町といわれるセドナの地に行ってきました。

古来、ネイティブ・アメリカンが聖なる場所(聖地)とあがめた場所であり、ボルテックスと呼ばれるパワースポットがたくさんあります。

出発前に出国前にPCR検査場に行ったところ、論文発表を聴きにきてくれた日本人のお客さんがおり、二人でUber(タクシーアプリ)を使って出発です。

セドナの地は、個性的な形をした赤い砂岩の岩山に囲まれた場所であり、レッドロック・カントリーです。

Uberの運転手さんと話ししたところ、「ガラガラ蛇には気をつけろ、わっはっ、はっ」とか、まさに古き良きアメリカ人です。

おおらかさを感じたりしました。

旅路では、サボテンがにょきにょき生えていたりと、荒野の少年イサムの世界も体験です。

ベルロックというボルテックスに行ってきたのですが、途中、結婚式をあげた新郎、新婦、神父さんの三人と出会いました。

「Congratulations!」と呼びかけると新婦が満面の笑みで「Thank you!!」と返してくれました。

ダルビッシュ夫妻はセドナで結婚されましたが、このロケーション、結婚式には最高です。

参考URL:

https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/1247215/

 

セドナの岩山は地層が幾層にも重なってできています。

肉眼でもよく見えます。

広大な空間で地層を観ると悠久の時の流れを感じます。

自分の生きている時間の短さ、人生の儚さなど感じるとともに、気持ちが洗われます。

 

帰りは奥に入り過ぎて、田舎すぎてUberで車を呼んでも来てくれません。

Lift(もう1つ有名なタクシーアプリ)も繋がりません。

すわっ、もしかして今日、野宿?!の危機に陥りましたが、なんとかUber繋がりタクシーに乗れました。

 

帰りは、セドナの街でメキシコ料理を頂いてきました。

鷺宮将棋サロンの女性会員の方に教えて頂いた「サボテンステーキ」も食すことができました。

アメリカ国旗が揺らぐ窓遠くに、レッドロックが見える素晴らしいレストランでした。

大満足です。

 

いつか再びセドナをゆっくり観光しようと誓い、無事、帰国して参りました。

 

帰国後、鏡を見たらセドナ効果で顔のシミが薄くなり、外見若返ってびっくりです。(笑)

 

鷺宮将棋サロン会長