女性将棋ファン フェスティバルを無事開催&終了できましたので報告とさせて頂きます。
開催にあたって最大の危惧はなんといっても「コロナ」に尽きます。
職団戦をはじめリアルな将棋イベントが開催中止を早々宣言される状況でした。
しかし、やはり将棋はネットでなくリアルでやるほうが楽しいです。
そして藤井聡太五冠の活躍により「観る将」の女性将棋ファンが増えてきました。
そこで鷺宮将棋サロンとしては新しい試みとして女性将棋ファンのためのリアル将棋フェスティバルを開催しました。
一番心配だったのは、人気棋士として中村太地七段及び本田女流三段に来て頂けるかでありました。
特に中村太地七段は大切な順位戦を6戦6勝で勝ち抜いており、10日後の12/8には7戦目を控えております。
もしイベントに参加して頂きコロナにかかったりして大切な対局に影響がでたりしたら主催者としても申し訳ないなと思っていました。
しかし、男、中村七段。
女性フェスも完璧にやって頂き、12/8の順位戦もきっちり勝利しB1昇級を決めてくれました。
勝負にもキッチリ勝つ、そして、将棋ファンサービスもきっちりこなす、健康管理も万全、本当のプロだと思いました。
そして中村先生、指導将棋といえどもプロ意識凄いんですね。
中村先生には、本田女流三段との対談+4面指し*3周をお願いしました。
指導将棋を受ける女性ファンもぜひ勝ちたいので、どんどん時間が押してきます。
必勝を期し穴熊にしている女性もいらっしゃいますし(笑)
予定時間オーバー続出です。
そこで長引いている将棋は運営の問題もあり、中村先生に判定勝負をお願いしました。
そしたらば、なんと、休憩は不要だとおっしゃるではないですか。
限られた時間だけどその中で出来るだけの指導をしたいとのことで休憩不要だと、、頭が下がる思いでした。
結局、中村先生はイベント開始から終了まで休憩をとられませんでした。
本田女流三段には中村七段との将棋の話しの対談、中村七段の指導対局の大盤解説をお願いしました。
本田先生、トークがキレキレで素晴らしく、参加者にも大好評でした。
あれっ、本田先生、トークこんなに面白かったでしたっけ。。という感じでした。
リアルに見れるから本田先生の表情やしぐさがよくわかって面白いんですね。
指導対局もきっちり実施して頂きました。
指導将棋の目玉として中村七段vs磯谷アマ女流名人アマ女流名人の角落ち戦を企画しました。
この企画に関しては早稲田大学将棋部のご尽力により実現しました。
主催者の私としては、中村七段には申し訳ないのですが、女性フェスということもあり磯谷アマ女流名人にまずは参加女性の見本になるべく、1週目の指導将棋で勝って頂くのが筋書きだったのですが中村先生許してくれません(笑)
#磯谷アマ女流名人の最初の手合い希望が実は「平手先手」での指導のお願いでした。(大汗)
#中村先生のスイッチが入ってしまったかも知れません。
素人目には、途中、磯谷さん危ういかなとも思ったのですが、地力を出し、なんとか入玉に持ち込み引き分けになりました。
磯谷アマ女流名人には初めてのお願いだったのですが、気持ちよく引き受けて頂き感謝です。
磯谷アマ女流名人は現役女子大学生らしいファッションで登場され華やかなフェスになりました。
女性フェスの参加者にも好評だったようでTwitterやNoteで女性フェスの報告をして頂きました。
ありがとうございました。
また今回一番嬉しかったのは鷺宮将棋サロンの会員の皆さんによる無償の協力です。
アニメータの会員の方は、プレゼント用の中村七段のイラストを描いてくれる。
黙っていても、計画通りの机配置と盤が並び、配置が悪いところも自動で治っている。
黙っていてもカーテンを開けてくれる。
中野区の掲示板にポスターを地道に貼ってくれる。
元銀行員の方は参加費も集めてくれる。
聞き役はやったことないのに、いきなり本田女流三段の大盤解説の聞き役務めてくれる。
不審者入ってこないようにチェックしてくれる。
私がカメラの設営に苦戦していると自然にもう1本の手が伸びてくる。
鷺宮将棋サロンは営利でやっているわけでなく、純粋に地域の将棋好きの人たちの集まりで運営されています。
みんなの少しづつの協力により、リーズナブルな費用で気軽に参加できるイベントが開催できているのです。
感謝です。
本事業は『令和3年度中野区区民公益活動に関する助成(政策助成)』を受けて実施しております。
企画を採用して頂いた中野区の担当者の方にも感謝です。
本年度もよろしくお願いいたします。
鷺宮将棋サロン会長
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